旅中に考えた

もはや、都知事かどうかとか、どうでもよくなっちまったみたいだな。ま、そんなもんだろ。
「空知る」の北広島公演の翌日が投票だな。仕事入ってるけど行かなくちゃですな。

今の芝居の旅中に飲んだりしながら改めて考えたんだけど。
民主主義ってのはつまり、独裁さえも許容する自由があるってことなんですな。そういうものの出現を、実に簡単に受け入れるシステムを民主主義は内包している。このことを”危険”と叫ぶのではハッキリいって手遅れなのであって、”宿命”というか自明のこととして取り扱わないと、それこそほんとに危ないんだよ。

例えばなんですが、あの地震のあと、ちょっとチャンスかなと思ったんだ。長く戦後日本を支配し続けてきた欲望というものをエネルギーにした独裁のシステムが変化する機会になるかなって。欲望の取り扱い方を検証することができる国にかるかなって。
6年経って、かくの如しだ。この様だ。欲望やモラルを検証することは、経済発展と消費活動の活性化にはマイナスなんだとさ。

さて、今度の選挙だ。結果は、まあはっきりいってどうでもよろしい。
何が、どう動くかだ。政局じゃなくてね。