閉じるように、断絶

飲まなきゃやってらんない、なんてことはないし、そういうときに飲むとだいたいもっとやってらんないことになるのだが、それでも昨日はお酒を少々いただく。で、またエラソーに喋る。

「もうね、あんたとやってて、あんたもわたしもいつでも、客席に座ってこっち見てる人、俗にいう観客と言われる人たち、その人たちに一応ちゃんと聞かせる届ける、んなことできるのはわかってますよ。だからさ、ここは勇気をもってだな、我々のそして個々の中に閉じよう、閉じていこう」「なるほどですねー」「あおまえ、閉じるったって聞こえなくちゃだめよ見世物なんだから、少なくとも観客と言われる人たちはそう思ってきてるらしいからな。客席に背を向けながらもちろん比喩だよ例えだよ客席に言葉を届けるのだ、どうだ矛盾してるだろう。舞台と客席との断絶を見せつけながら見世物としての俳優の業に苛まれるのだどうだやめたくなったろう」「なるぽろぴりんー」「かなちいかくるちいか、そんなちみのすがたをみてヒトは喜ぶのだぞもっとフコウになれもっともっと」「なますてこにゃにゃちわ」

そんないろいろを携えて今日も稽古に向かう

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