本年は大変お世話になりました

5月にヨコオ制作所をスタートして、たくさんの方々の助けに支えられてなんとか一年を締めくくることができました。本当に多くの、これまでお世話になった皆様、新しく出会った皆様のおかげです。御礼申し上げます。重ね重ね、感謝でございます。

年末になってバタバタといくつかお仕事もいただき、年明けから良いスタートが切れそうな予感です。来年は良い年になりますように。

自分の仕事をきちんとやることはもちろんなのですが、それをやったうえで、周りの皆様と幸せを共有することが、自分が小さいながらも仕事をしていく目的なのだなあと改めて思う次第であります。

来たる年が、皆様にとって素晴らしい一年になりますように。

世界の人々に、少しずつでも幸せが舞い降りますように。

世界が、少しでも平和に近付きますように。

年の瀬の北海道にて

横尾寛

 

 

来年の文化庁申請とか、いろいろやってます。

12月25日〆切の来年度事業の文化庁申請書。猛烈に書いてます。
息抜きと逃避に、これ書いてます。

予算と概要とかはだいたい終わったのですが、「目標、意義、戦略」等々が未完成、というか白紙。
いわゆる、我々制作屋の間では「作文」と言われるやつですな。作文の脳にならないと書けないや。

ま、まだ本気出してないから大丈夫ダイジョウブ。

早いとこ終わらせて、先日のライブのダイジェストPVを作ろうと思うのです。
年内にアップしたいなあ、MerryX’mas & HappyNewYear ってことで。

 

 

ある俳優と照明家のこと

先日シアターZOOである芝居を見たとき、ちょっと気になる若い役者がいて、特になにか芝居をするわけでもないんだけど、きっとそんなに演劇の経験はないのだろうけど、ちょっといい役者だな面白いなと思って見ていた。
そんなことを同じ芝居を見た人と話していたら、後日メールがあり。

「○○さんの息子だそうです。」

それは、僕が芝居を始めた20年前くらいに札幌で芝居に関わっていた人間ならおそらく誰でも知っている照明家の名前だった。

僕も前の劇団で何度かプランをお願いしたことがあって、すごくすごく芝居が好きで品のある美しい照明を作る人だった。
その後仕事をご一緒する機会がなく10数年が過ぎた。

いつかまた芝居の現場でご一緒できる日が来るような予感がする。
照明家の父と、か、俳優の息子と、か。

俳優の声

以前、とある俳優さんが、北海道のロケで二日間オフ日があったから札幌に遊びに来てたことがあって、ちょうど春風亭一之輔さんの独演会を道新ホールで演っていた日だったから二人で聞きに言った、ということがあった。

一之輔のすごさをいまさら私なんかが語るのも僭越だからそれはしませんが、終わって飯食いながら、いったいこの俳優は、ああいう噺家のなにを、どこを見ているんだろうと聞いてみた。

「声だね」

「声ですか」

「聴いてるよね、あいつは。自分の声を。で、見てるんだよ、客を」

マクラのところでその日の自分の声、会場での響き、客、それを見て聴いて判断してるんだ、で演ってるんだ、という。なるほどなと思うし、なるほどなとは思うけどじゃあやりましょうって出来るもんではない、とも思う。でもこのことはやっぱりとても大事だと思う。「自分の声を聴く」

あと、その人は、こうも言う。

「俳優は声だ」

 

何年前だろう。千年王國が何周年だかのコメントを求められたとき、橋口幸絵(現在は櫻井)んとこにはいい声の男俳優ばっかり集まる、ということを書いた。柴田にしても赤沼にしても昔の京極にしてもそうだった。そのうえで私が橋口の芝居の、時に何に違和感を覚えていたかといえば、彼らがその声に自覚的であるかどうか、ではないか。

この前芝居やった時、あれは劇場での稽古中で私は客席でなんとなく見てたんだけど、聞かれたんです、ある人に。「私の声聞こえてますか?」

聞こえていたんだけど、その時「ハイ、聞こえてますよ」ではだめだなと、ちょっと余計なことかもとは思いながら付け足して答えた。「自分で喋ってて聞こえてるなら、きっと客にも聞こえます」。

基本の基本になってしまい申し訳ないが、叫んでも届かないセリフもあるし、囁いてもよく聞こえるセリフもある。

ちゃんと聞きたいなと思う。喋りたいなと思う。

 

Mrkill  matic

Mrkill matic

【結論】きっと、これが最高の燃料用ボトル。今はインテリアとして活躍中。

ドイツのMARKILL (マルキル)製のmarkill matic。

MARKILLはアルミ製の水筒なんかを作ってた老舗のメーカーなんですが、残念ながら今は無いそうです。ちょっと古い山屋さんならきっと全員知ってるハズ。フランスのグランテトラかマルキルかどっちか、ってかんじでした。ロゴがかっこよくてね。

で、これは、そのマルキルの燃料用ボトルです。

燃料用ボトルだとSIGGボトルが一般的だったんだけど、あれはスクリューのふたが外れそうで怖くて、なんか使ってなかった。山に灯油持ってくのはエバニューのポリタンだったし(非推奨)。

自転車旅でレギュラーガスのストーブ使うようになってから、絶対漏れない、こけても壊れない、スタンドで給油してもらえるボトルが必要になり、北12条の秀岳荘で買いました。スタンドではポリタンにはもちろん給油してくれません、念のため。

ご覧のようにベコベコですが、まあ丈夫です。ボトルってより砲弾ってかんじ。軽いけどね。

 

 

そういえばなんですが、チャリ旅でスタンドでガソリン買うの、最初は恥ずかしかったな。セルフスタンドなかったしね。

容量は0.9L。なんで2個あるかっていうと、2ストのオフ車(CRM50)に乗るようになってから、あれってタンクが5リットルくらいしかないもんで、2ストだから遠出でも50ccのくせに20km/Lくらいしか走らない。そんなわけで、遠出&林道入るときに2本分ガソリン積んでました。二本で30km走ればまあなんとか人里まで。北海道でも。

そしてこのボトルの最大の特徴が、この2重キャップ。

 

 

 

 

こうして、外蓋のへこみを内蓋にはめて、回して外すんですわ。だから、荷物の中で蓋がゆるむってことがまずない。

それと、内蓋がバネで開閉するプッシュ式のノズルになってて、

ここを指で押して押して傾けると、小さな穴から中身がチューって出てきます。

漏斗持ち歩くのも使うのも面倒だから、ストーブに直接注いでました。もちろん非推奨です。

 

ほんとに丈夫で軽くて漏れなくて優れた燃料ボトルだと思うのですが、もう作ってないんだね。残念だな。

最近は出番なくて、たまーに雨の日のたき火の一発着火用に灯油入れて隠し持ってくくらいだから、普段はインテリアになってます。オレンジでかわいいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

【わしの失敗談】
たき火やってて、火のツキが悪いからガソリンをちょいちょい追加してたんだけど、調子に乗って火の上から、プッシュボタン押してタラーってかけました。タラーって垂れるガソリンを炎が見事に逆流して手元と蓋のあたりに点火。これは絶対やってはダメでした。

【結論その2】
ガソリンは、別容器(切った空き缶とか)に入れてその上に木を組み、長い棒などでガソリンい点火。あっというまに火柱があがり湿った木でも雨の中でも着火します。ガソリンの後から追加はダメ!絶対!